地下室の手記(新潮文庫)

ドストエフスキー(江川卓 訳)

Kindle 古典セール対象外

芥川賞作家・中村文則の読書遍歴を変えた、ドストエフスキー文学への入り口

地下室の手記(新潮文庫)

ドストエフスキー(江川卓 訳)

社会から隔絶し地下の小世界に閉じこもった元小役人の独白を通して、理性による社会改造を否定し、人間の非合理的な本性を描き出す。『罪と罰』など後年の大作群への転換点となった一冊。

芥川賞作家・中村文則は「作家の読書道」のインタビューで、大学時代に本作を読んだことが読書遍歴の大きな転機になったと明かしている。本作との出会いを起点に、カミュ、サルトル、ジッド、カフカへと読書の幅が広がっていったという。

推薦:中村文則(小説家)「作家の読書道」第152回インタビューで本人が発言

文学・小説家Kindleで見る

推薦の馴れ初め

中村文則は「作家の読書道」第152回のインタビューで、大学時代に手にした本作が自身の読書の方向性を決定づけたと振り返っている。地下に引きこもった主人公の一人称による独白という形式そのものに強く惹かれた中村は、本作を起点にカミュやサルトル、ジッド、カフカといった作家たちへと読書の幅を広げていったと語る。一人称の語りで人間の内面の矛盾や葛藤を掘り下げるという、中村自身の小説に通底する手法のルーツの一つが、この大学時代の読書体験にあることがうかがえる。

価格・在庫はAmazonの商品ページでご確認ください。

古典の他のおすすめ本