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古典のおすすめ本

著名人が薦めた古典のジャンルの本を、出典付きでまとめています。

一九八四年の表紙
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BTSのRMが何度も読み返し、メンバーにも広がった一冊

一九八四年

ジョージ・オーウェル(高橋和久 訳)

監視社会と思考統制を描いたディストピア小説の代表作。時代を超えて読み継がれる一冊として、自由とは何かを問い直させる。

RMは2017年のインタビューで「読み返したくなる本」として本作を挙げている。さらにリアリティ番組『In the SOOP』では、RMが本作を読む場面が放送され、その後SUGA・j-hopeも同作を手に取る様子が映った。一人の愛読書から他メンバーへ伝播していった点が、単なる「好きな本」以上の存在感を物語っている。

推薦:RM(BTSリーダー、Kim Namjoon)本人が好んで再読する作品として複数のメディア・ファンサイトで紹介されている

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五輪書の表紙
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大谷翔平が「一回読んだだけでは50も理解できない」と語る兵法書

五輪書

宮本武蔵

剣豪・宮本武蔵が晩年に著した兵法書。勝負における心構えや鍛錬の哲学は、スポーツや仕事における「型」の追求にも通じる。

大谷翔平は本書を何度も読み返している愛読書として知られ、「五輪を1回読んだだけで100のうち50以上理解できる人は少ない」と自身のインタビューで語っている。

推薦:大谷翔平(プロ野球選手)本人インタビューで読み返している愛読書として言及

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人間失格の表紙
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又吉直樹が"特に好きな一冊"に、羽生結弦が新プログラムの構想時に読んでいた——二人の表現者が選んだ太宰治の代表作

人間失格

太宰治

人間社会への違和感と孤独を、道化を演じながら生きる主人公の視点から描き切った太宰治の代表作。又吉直樹は数々のインタビューで太宰作品の中でも特に本作を愛読していると語り、羽生結弦は新プログラム「Echoes of Life」の構想段階で本作を読んでいたことを明かしている。表現者が人前で"演じること"の意味を見つめ直す一冊として、今なお読み継がれている。

お笑い芸人・作家の又吉直樹はインタビューで太宰治作品の中でも特に好む一冊として本作を挙げている。フィギュアスケートの羽生結弦は、プログラム「Echoes of Life」の準備段階で本作を読んでいたと語っている。

推薦:又吉直樹羽生結弦又吉直樹のインタビュー、羽生結弦の発言として複数メディアで紹介

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BTSの代表曲「Blood, Sweat & Tears」の歌詞に、そのまま引用された一冊

デミアン

ヘルマン・ヘッセ(高橋健二 訳)

MVの冒頭にはこの作品の一節がそのまま引用され、続くアルバム『WINGS』の世界観そのものにも影響を与えたと、RM自身が明かしている。少年から大人になる過程の痛みと発見を、ヘッセが繊細な筆致で描き出す自我確立の青春文学。

RMは本作からの影響を公言しており、BTSのMV「Blood, Sweat & Tears」とアルバム「WINGS」のコンセプトは本作の世界観に着想を得たと、本人言及・複数メディアで報じられている。

推薦:RM(BTSリーダー、Kim Namjoon)MVとアルバムのコンセプトへの影響が本人言及・複数メディアで報道

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Don Quixoteの表紙
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ブラッド・ピットが「言葉に浸りたい時」に手に取る古典

Don Quixote

Miguel de Cervantes(英語版)

風車を巨人と思い込む騎士の冒険を描いた、近代小説の原点とされる一冊。滑稽さの中に人間の理想と現実の隔たりを映し出す。

ブラッド・ピットはインタビューで「言葉に浸りたい時に読み返すクラシック」として本作を挙げている。

推薦:ブラッド・ピット(俳優)インタビューで読み返すクラシックとして言及

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動物農場〔新訳版〕の表紙
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トーマス・ケラーが「人生に最も影響を与えた本」の一冊に選んだ寓話

動物農場〔新訳版〕

ジョージ・オーウェル(山形浩生 訳)

全体主義への痛烈な風刺を寓話形式で描いた、『一九八四年』と並ぶオーウェルの代表作。権力がどのように腐敗していくかを動物たちの物語に託して描き、時代を超えて読み継がれている。

三ツ星シェフのトーマス・ケラーは、ニューヨークの書店One Grand Booksが手がける「人生に最も影響を与えた10冊」の選書リストに本作を選出。同リストには料理人としての原点となった『Ma Gastronomie』なども並び、料理だけでなく人格の形成に影響を与えた一冊として紹介している。

推薦:トーマス・ケラー(シェフ)One Grand Booksの選書リストで「人生に最も影響を与えた本」として紹介

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トム・ソーヤーの冒険の表紙
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爆笑問題・太田光が小学生時代に夢中になった「トム・ソーヤーごっこ」の原点

トム・ソーヤーの冒険

マーク・トウェイン(土屋京子 訳)

いたずら好きの少年トムが繰り広げる冒険を描いた、アメリカ文学を代表する一冊。子供の自由な心と大人になることへの葛藤を、痛快なユーモアとともに描く。

太田光は小学2、3年生のときに本作を読み、友達に「トム・ソーヤーごっこをやろう」と役を割り振っていたと振り返っている。みんながウルトラマンごっこをしたがる中、一人だけ違う遊びを提案していたという逸話が、彼の感性の原点をうかがわせる。

推薦:太田光(爆笑問題)Newsweek日本版「太田光を変えた5冊」での本人の発言

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それからの表紙
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又吉直樹が漱石作品の中で「一番好きかもしれない」と語る長編

それから

夏目漱石

親友の妻に想いを寄せながら無為な日々を送る主人公・代助の姿を通して、近代知識人の倫理的葛藤を描いた漱石中期の代表作。『三四郎』『門』と並ぶ三部作の一つ。

又吉直樹はインタビュー「作家の読書道」で、夏目漱石の作品の中でも本作が「一番好きかもしれない」と語っている。18、19歳で読んだ際は難しく感じたが、他の作品を読み進めたあと20歳頃に読み返すと非常に面白く感じたという。

推薦:又吉直樹(お笑い芸人・作家)「作家の読書道」インタビューでの本人発言

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罪と罰(上)の表紙
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Nomaのシェフ、レネ・レゼピが開業直後の極限状態で読み込んだロシア文学の傑作

罪と罰(上)

ドストエフスキー(工藤精一郎 訳)

貧困にあえぐ元学生ラスコーリニコフが、独自の理論のもとに金貸しの老女を殺害してしまう――罪を犯した人間の内面の苦悩と救済を描いた、世界文学史に残る心理小説の最高峰。

世界的レストラン「Noma」のシェフ、レネ・レゼピはニューヨークの書店One Grand Booksの選書企画で本作を選出。「Nomaが開業した頃に読み始めた本の一冊だった。毎晩ソファで力尽きて眠り、仕事から疲労困憊で帰宅し、ストレスでゆっくりと一種の抑うつ状態に沈んでいった」と振り返っている。

推薦:レネ・レゼピ(Noma シェフ)One Grand Booksの選書リストで本人コメントとして紹介

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伝奇集/エル・アレフの表紙
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クリストファー・ノーラン監督が無人島に持っていく一冊に選んだ、迷宮のような短編集

伝奇集/エル・アレフ

ホルヘ・ルイス・ボルヘス(篠田一士 訳)

鏡像や無限、時間の円環といったテーマを緻密な論理で描く、ラテンアメリカ文学を代表する短編集。「バベルの図書館」「死とコンパス」など、一編一編がそれぞれ小さな宇宙のような構造を持つ。

クリストファー・ノーラン監督はBBCラジオ4の長寿番組「Desert Island Discs」(2018年)で、無人島に持っていく一冊にボルヘスの短編集を選んだ。「迷宮的だ」と評し、「ある意味、すべての物語は彼の物語の中に含まれている」と語っている。

推薦:クリストファー・ノーラン(映画監督)BBC「Desert Island Discs」(2018年)で無人島に持っていく一冊として選出

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ワーニャ伯父さんの表紙
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アカデミー賞受賞作『ドライブ・マイ・カー』に丸ごと組み込まれたチェーホフの名戯曲

ワーニャ伯父さん

アントン・チェーホフ(原卓也 訳)

自分の人生が無意味だったのではと絶望する男と、それでも健気に生きようとする姪。チェーホフが描く「平凡な人生の悲哀と尊さ」は、120年以上前の戯曲でありながら今も色褪せない。

濱口竜介監督はアカデミー賞国際長編映画賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』で、チェーホフの戯曲『ワーニャ伯父さん』を劇中劇として丸ごと取り込み、主人公とソーニャの関係を物語の核に重ね合わせた。前作『寝ても覚めても』でも『三人姉妹』の台詞を印象的な場面で使うなど、チェーホフは濱口作品に繰り返し登場する存在だ。

推薦:濱口竜介(映画監督)『ドライブ・マイ・カー』の劇中劇として起用、評論家からは「村上―チェーホフ―濱口の三つ巴」と評される

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トルストイ民話集 イワンのばか 他八篇の表紙
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満島ひかりがTBS「王様のブランチ」で「翻訳の魔法」と絶賛した、トルストイの民話集『イワンのばか』

トルストイ民話集 イワンのばか 他八篇

レフ・トルストイ(中村白葉 訳)

TBS「王様のブランチ・読書LOVERS」で満島ひかりが紹介した一冊。「ばか」と呼ばれながらも黙々と働き続ける末弟イワンを描く表題作ほか九篇の民話集。欲や知恵を誇る兄たちとの対比を通して、何が人間にとって本当の強さなのかを問いかける、ロマン・ロランも絶賛した一冊。

女優の満島ひかりはTBS「王様のブランチ・読書LOVERS」で、トルストイの民話集『イワンのばか』を紹介し、「ばか」と呼ばれながらも働き続けるイワンの姿に「意外と現代的な感覚」を見出したと語っている。中村白葉の翻訳についても「翻訳の魔法ってあるなぁって、改めて気づかされた」と高く評価している。

推薦:満島ひかり(女優)TBS「王様のブランチ・読書LOVERS」で本人が紹介・コメント(2024年7月27日放送)

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変身(新潮文庫)の表紙
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伊集院光が「若者に薦めたい」と語った、100分de名著で出会った中でも特に心に刺さった3冊の一つ

変身(新潮文庫)

フランツ・カフカ(高橋義孝 訳)

ある朝目覚めると一匹の巨大な虫に変わっていた男、グレーゴル・ザムザ。なぜそうなったのかは説明されず、奇妙なほど平静な日常が続いていく。不条理文学の最高峰として、時代を超えて読み継がれる一冊。

伊集院光はNHK「100分de名著」で出会った約100冊の中から、特に心に刺さった3冊の一つに本作を選び、専門家との対談本まで上梓している。

推薦:伊集院光(タレント)「名著の話 僕とカフカのひきこもり」刊行時のインタビューで本人が言及

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塚本晋也監督が高校時代から20年抱き続け、自ら主演までして映画化した戦争文学

野火(新潮文庫)

大岡昇平

フィリピン戦線で結核に冒され本隊を追放された一等兵が、飢えと孤独の中で彷徨う様子を描いた戦争文学の代表作。人肉嗜食という極限の選択になぜ踏み切れなかったかを追う、戦後文学屈指の名作。

塚本晋也は高校時代に本作と出会い、「本当に戦争を体験しているような小説だった」と衝撃を受けた。大自然の美しい描写と、その中で愚かしく蠢く人間の対比が脳裏に残り続け、20年後に自ら映画化を実現させた。

推薦:塚本晋也(映画監督)映画『野火』公開時の本人インタビューで発言

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Middlemarchの表紙
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映画監督グレタ・ガーウィグが「10年ごとに読み返したい」と語る英文学の最高峰

Middlemarch

George Eliot

Martin AmisやJulian Barnesが「英語で書かれた最高の小説」と評するヴィクトリア朝文学の代表作。理想に燃える若き女性ドロシアの結婚と幻滅を軸に、地方都市ミドルマーチに生きる人々の野心と秘密を描き出す大長編。

『レディ・バード』『バービー』のグレタ・ガーウィグは本作を「壮大で、寛容な作品」と評し、「人生のあらゆる10年ごとに読み返したい本。読むたびに新しいことを教えてくれるはずだから」と語っている。

推薦:Greta Gerwig(映画監督・脚本家)Far Out Magazineのインタビュー記事でお気に入りの本として紹介

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色彩論 ゲーテ自然科学論集の表紙
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宇多田ヒカルが公式ブログで「ただいまの愛読書」と紹介したゲーテの自然科学論

色彩論 ゲーテ自然科学論集

ゲーテ(木村直司 編訳)

文豪ゲーテが終生情熱を傾けた自然研究の中でも白眉とされる一冊。光と闇の相互作用から色彩が生まれるとする独自の理論を展開し、ニュートンの光学に異を唱えた、文学者の顔とは異なるゲーテの科学者としての一面を知ることができる。

宇多田ヒカルは公式ブログで「写真はただいまの愛読書、ゲーテ様の『色彩論』どす」と自身の言葉で紹介している。

推薦:宇多田ヒカル(音楽アーティスト)公式ブログでの本人の言葉として紹介

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フランケンシュタイン (光文社古典新訳文庫)の表紙
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ギレルモ・デル・トロが「世界で一番好きな小説」と公言する怪奇文学の原点

フランケンシュタイン (光文社古典新訳文庫)

メアリー・シェリー(小林章夫 訳)

天才科学者が生み出した「怪物」が、知性と感情を獲得しながらも人間社会から拒絶されていく――19世紀に書かれたにもかかわらず、創造と責任、孤独と疎外という問いは今も新しい。SF・ホラーというジャンルそのものの原点ともいえる一冊。

映画監督ギレルモ・デル・トロは「世界で一番好きな小説はフランケンシュタインだ」と公言している。少年時代にボリス・カーロフ主演の映画版を観て衝撃を受けたことが原作との出会いのきっかけで、その後何十年にもわたり繰り返し読み返してきたという。

推薦:ギレルモ・デル・トロ(映画監督、メキシコ)Collider誌等で「世界で一番好きな小説」と発言、Vogue Philippines・Harvard Gazette等でも繰り返し言及

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芥川賞作家・中村文則の読書遍歴を変えた、ドストエフスキー文学への入り口

地下室の手記(新潮文庫)

ドストエフスキー(江川卓 訳)

社会から隔絶し地下の小世界に閉じこもった元小役人の独白を通して、理性による社会改造を否定し、人間の非合理的な本性を描き出す。『罪と罰』など後年の大作群への転換点となった一冊。

芥川賞作家・中村文則は「作家の読書道」のインタビューで、大学時代に本作を読んだことが読書遍歴の大きな転機になったと明かしている。本作との出会いを起点に、カミュ、サルトル、ジッド、カフカへと読書の幅が広がっていったという。

推薦:中村文則(小説家)「作家の読書道」第152回インタビューで本人が発言

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カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)の表紙
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IUが「人生で読んだ中で最高の本」と語るドストエフスキー最後の長編

カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)

ドストエフスキー(亀山郁夫 訳)

父殺しをめぐる三兄弟の葛藤を通して、信仰・自由・道徳を問い続けるドストエフスキー最晩年の大作。亀山郁夫による読みやすい新訳で、シリーズ第1巻から物語が動き出す。

韓国の音楽アーティストIUは複数のインタビューで、自身が人生で読んだ中で最高の一冊として本作を挙げている。

推薦:IU(音楽アーティスト、韓国)複数の韓国メディアのインタビューで、人生で読んだ中で最高の本として紹介

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星の王子さま (新潮文庫)の表紙
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住野よるの人生を変えた一冊——「作家人生の原点」と語る、河野万里子訳・新潮文庫版『星の王子さま』

星の王子さま (新潮文庫)

サン=テグジュペリ(河野万里子 訳)

母から手渡され、小学校低学年で出会った一冊。『君の膵臓をたべたい』の住野よるが、自身のデビュー作を含む最初の2作品にまで影響を残したと語る特別な物語。「かんじんなことは、目に見えない」——70年以上世界で読み継がれてきた河野万里子訳・新潮文庫版で味わう。

『君の膵臓をたべたい』などで知られる小説家の住野よるは、「作家の読書道」インタビューで、母親からもらって最初に読んだ小説として本作を挙げている。自身が書いた最初の2作品にも影響が表れているほど、大きな存在だったと語っている。

推薦:住野よる(小説家)「作家の読書道」第180回インタビューで、最初に読んだ小説として紹介

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F1ドライバー、フェルナンド・アロンソが愛読する中国最古の兵法書

新訂 孫子 (岩波文庫)

孫武(金谷治 訳注)

「戦わずして勝つ」ことの本質を説く、中国最古にして最高峰の兵法書。原文・読み下し文・現代語訳が揃った定番の岩波文庫版で、戦略・戦術の洞察を人生全般に応用できる一冊。

2度のF1世界チャンピオンに輝いたフェルナンド・アロンソは、自身のお気に入りの一冊として本作を挙げている。読書を習慣とする数少ないF1ドライバーの一人としても知られる。

推薦:Fernando Alonso(F1ドライバー、スペイン)自身のお気に入りの一冊として複数メディアで紹介

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白鯨 上の表紙
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寡黙な文豪コーマック・マッカーシーが1992年、生涯で数少ないインタビューの中で明かした「最も好きな本」

白鯨 上

ハーマン・メルヴィル(八木敏雄 訳)

白い鯨モービィ・ディックへの復讐に取り憑かれた船長エイハブの狂気を描いた、アメリカ文学史上最も野心的な一冊。自然の脅威と人間の傲慢さをめぐる思索が随所に織り込まれた大作。

インタビューをほとんど受けないことで知られるコーマック・マッカーシーは、1992年のニューヨーク・タイムズによるプロフィール記事で、自身の最も好きな本として本書を挙げている。血と暴力に満ちた自作の作風にも通じる、自然の脅威と人間の狂気を描いた大作への敬意がうかがえる。

推薦:Cormac McCarthy(小説家、米国)1992年のNew York Timesプロフィール記事「Cormac McCarthy's Venomous Fiction」で紹介

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怪人二十面相の表紙
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小説家・伏尾美紀が「初恋は明智小五郎だと思う」と振り返る、少年探偵団シリーズ第一作

怪人二十面相

江戸川乱歩

変装の達人・怪人二十面相と名探偵・明智小五郎、そして小林少年率いる少年探偵団の初対決を描く、日本のミステリー児童文学を代表するシリーズの記念すべき第一作。1936年の発表以来読み継がれる国民的ベストセラー。

伏尾美紀は「作家の読書道」第286回で、小学生時代に学校の図書室でこのシリーズをほぼ読み尽くしたと振り返っている。ピンチに颯爽と駆けつける明智小五郎の姿に憧れ、「初恋は明智小五郎だと思う」と語るほどの熱の入れようだった。

推薦:伏尾美紀(小説家)「作家の読書道」第286回で、小学校時代の読書体験として詳しく発言

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にんじんの表紙
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書名の「にんじん」は野菜ではなく、赤毛の少年のあだ名——村田沙耶香が「2度目は読めなかった」と明かした、原題『Poil de Carotte』のフランス文学名作

にんじん

ジュール・ルナール

本作の主人公は、赤毛とそばかすから「にんじん」とあだ名される少年(原題:Poil de Carotte)。家族の中で疎まれながらも健気に生きる姿を子供の視点から描く、フランス文学の古典。野菜のレシピ本ではなく、家族というものの残酷さと温かさを同時に描き出す一冊。

小説家の村田沙耶香は「作家の読書道」第125回で、家族の中で少年が成長していく切ない話が身につまされると本作を紹介。「心が感じすぎてボロボロ泣いてしまって、辛くて2度目は読めなかった」というほど強い読書体験だったと振り返っている。

推薦:村田沙耶香(小説家)「作家の読書道」第125回で本人が発言

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小説家・森バジルが祖父の本棚で出会った、海洋冒険小説の金字塔

海底二万里(上)(新潮文庫)

ジュール・ヴェルヌ(村松潔 訳)

謎の巨大生物の正体を追ううちに、潜水艦ノーチラス号での驚異の航海に巻き込まれていく海洋冒険小説の傑作古典。スチームパンクの源流としても知られ、少年から大人まで魅了する一冊。

小説家の森バジルは「作家の読書道」第288回で、祖父の家にあった分厚い名作シリーズの中から小学生の頃に本作を読んだと振り返っている。

推薦:森バジル(小説家)「作家の読書道」第288回で本人が発言

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夜はやさしの表紙
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ケイト・ブランシェットが夫から「これを読まずに死ぬな」と手渡された一冊

夜はやさし

F・スコット・フィッツジェラルド(龍口直太郎 訳)

精神を病んだ妻ニコルと、アルコールに溺れていく医師ディックの結婚生活の崩壊を描く、フィッツジェラルド最後の長編小説。ジャズ・エイジの繁栄の裏にある人間関係の脆さを、緻密な心理描写で描き切った代表作。

ケイト・ブランシェットは、夫から「これを読まずに死ぬわけにはいかない」と手渡されたのが本作との出会いだったと語っている。主人公ディックの内面が緻密に描かれている点に惹かれ、その後も繰り返し読み返しているという。

推薦:ケイト・ブランシェット(女優、オーストラリア)夫から手渡されたのが出会いのきっかけと本人が発言、繰り返し読み返している愛読書として紹介

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魔の山 完全版の表紙
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アン・パチェットが『自分に最も影響を与えた一冊』と語り、代表作『ベル・カント』のオマージュ元にした古典

魔の山 完全版

トーマス・マン(佐藤晃一 訳)

スイスのサナトリウムを舞台に、青年ハンス・カストルプが病と思想と時間の感覚に向き合っていく20世紀文学の金字塔。閉ざされた空間での人間観察を通じて、生と死、理性と情熱といった対立する主題をじっくりと描き出す。

作家アン・パチェットはBookBrowseのインタビューで、『自分に最も影響を与えた一冊はトーマス・マンの《魔の山》だった』と語り、自身の代表作『ベル・カント』は『実質的には《魔の山》へのオマージュだ』と明言している。

推薦:Ann Patchett(作家、米国)BookBrowse著者インタビューで『自分に最も影響を与えた一冊』と明言し、代表作『ベル・カント』は本書へのオマージュだと語った

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The House of Mirthの表紙
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「あの本が私の人生を完全に変えた」――ミンディ・カリングが課題図書として出会った社交界小説

The House of Mirth

Edith Wharton

20世紀初頭のニューヨーク上流社交界を舞台に、結婚と経済的自立の間で揺れる女性リリー・バートの転落を描くイーディス・ウォートンの代表作。100年以上前の物語でありながら、現代にも通じる人間関係の生々しさで読み継がれている。

コメディアン・脚本家のミンディ・カリングは、Entertainment Weekly誌のインタビューで、学校の課題図書として出会った本の中で一番好きな作品にイーディス・ウォートンの『The House of Mirth』を挙げ、「あの本が私の人生を完全に変えた」と語っている。

推薦:Mindy Kaling(コメディアン・脚本家、米国)Entertainment Weekly誌のインタビューでの発言を、Bustle等の書籍紹介記事が紹介

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パティ・スミスが16歳、バス発着所前の書店でこっそり持ち帰った「私を導く狂おしい手引書」

地獄の季節 (岩波文庫)

アルチュール・ランボー(小林秀雄 訳)

フランス象徴派の天才詩人アルチュール・ランボーが、わずか19歳で文学からの決別を宣言して書き上げた散文詩集。鋭利な感受性と破壊的なまでの独創性で、以後の詩人・アーティストたちに計り知れない影響を与え続けてきた近代詩の金字塔。

ロックの伝説パティ・スミスは16歳の頃、フィラデルフィアのバス発着所前の書店でランボーの詩集に出会い、代金の99セントを持ち合わせていなかったため本をそのまま持ち帰ったという逸話を自伝『Just Kids』などで繰り返し語っている。以来スミスは本作を「私を導く、狂おしいほどの手引書(furious guidebook)」と呼び、自身の表現の原点の一つとして挙げ続けている。

推薦:パティ・スミス(ミュージシャン・詩人、米国)自伝『Just Kids』および複数のインタビューで本人が言及

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Orlando(Penguin Classics Deluxe Edition・英語版)の表紙
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女優ティルダ・スウィントンが10代・20代・40代と3つの年代で読み方が変わり続けたと明かす、性別を超えて生き続ける主人公の物語

Orlando(Penguin Classics Deluxe Edition・英語版)

Virginia Woolf

16世紀のイギリスで男性として生まれた主人公が、ある朝突然女性になり、以後300年以上生き続けるという奇想天外な設定を通じて、性別・時間・アイデンティティの境界を軽やかに解体するヴァージニア・ウルフの代表作。1928年の発表以来、時代ごとに新しい読み方を許容し続けてきた。

女優のティルダ・スウィントンはAperture誌のエッセイで、本作への向き合い方が年代ごとに変化してきたと綴っている。ティーンエイジャーの頃は「執筆についての本」として、20代では「読書についての本」として、そして2019年の再読では「あらゆるものを解体していく革命についての本」として読んだと述べ、数十年にわたり異なる貌を見せ続けてきた一冊だと語る。

推薦:ティルダ・スウィントン(女優)Aperture誌エッセイ(2019年12月17日)

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シッダールタ(新潮文庫)の表紙
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デンゼル・ワシントンが「人生で一番好きな本」と語る、探求者の物語

シッダールタ(新潮文庫)

ヘルマン・ヘッセ(高橋健二 訳)

釈迦の出家前の名を持つ主人公シッダールタが、苦行と快楽という両極を経て、川のほとりでついに悟りに至るまでを描いたヘッセの代表作。特定の教義に頼らず自分自身の道を歩むことの意味を、静かに、しかし力強く問いかける一冊。

デンゼル・ワシントンは2006年のインタビューで、本作を「自分の人生で一番好きな本」として挙げている。理由として、大地を歩き、祈り、探求し続けるシッダールタの姿に自分自身を重ねてきたと語った。

推薦:デンゼル・ワシントン(俳優、米国)2006年のインタビューで「シッダールタは自分の人生で一番好きな本」と発言、探求者としての主人公の姿に自分を重ねたと語った

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マルクス・アウレーリウス 自省録(岩波文庫)の表紙
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NHL期待の若手センターが遠征先で読み込む、ローマ皇帝の内省ノート

マルクス・アウレーリウス 自省録(岩波文庫)

マルクス・アウレリウス(神谷美恵子 訳)

五賢帝の一人にして哲人でもあったマルクス・アウレリウスが、戦地の陣中で自らに言い聞かせるように綴った覚書。感情に振り回されず「今」を生きるための知恵は、2000年近くを経た今も色褪せない。

ハーバード大学出身でカロライナ・ハリケーンズの若手有望株ジャック・ドルーリーは、Lit Hub誌の企画「ホッケー界が愛する本」で本作を選び、「古代ローマ皇帝が、心の平静と幸福について時代を超えた助言をくれる」と評した。

推薦:ジャック・ドルーリー(NHLカロライナ・ハリケーンズ、米国)Lit Hub誌「ホッケー界が愛する本」特集で本人が直接コメント

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戦争と平和 完全版の表紙
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ニコール・キッドマンが「女優になりたいと思った理由」と語る一冊

戦争と平和 完全版

レフ・トルストイ(米川正夫 訳)

ナポレオン戦争期のロシア貴族社会を舞台に、無数の人物の運命を織り込みながら人生と歴史そのものを描き切った長編小説の金字塔。読み終えたとき、まったく別の時代・別の人生を生きたような読後感が残る。

ニコール・キッドマンはOprah.comのインタビューで、12歳のときに本作を読んだことが「女優になりたいと思った理由」だと明かした。ページをめくるうちに「別の世界、別の人生に入り込む」体験をし、それが演技という仕事への憧れにつながったという。

推薦:ニコール・キッドマン(女優、米国)Oprah.comインタビュー(2009年、映画『NINE』公開時)で「女優になりたいと思った理由」と発言

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種の起源(上)の表紙
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俳優アンソニー・ホプキンスが挙げる、生涯愛読書6冊の一つ

種の起源(上)

チャールズ・ダーウィン(渡辺政隆 訳)

自然淘汰による進化のメカニズムを提唱し、史上最大のパラダイムシフトを引き起こした科学史上の金字塔。専門家ではなく一般読者に向けて書かれており、平易な新訳でその論理の運びを追体験できる。

アンソニー・ホプキンスはBeliefNetのインタビューで、生涯の愛読書6冊の一つに本作を挙げ「魅力的な本」「優れた科学者によって書かれた」と評した。アインシュタインやプラトンと並ぶ知的関心の対象として紹介している。

推薦:アンソニー・ホプキンス(俳優、英国)BeliefNetインタビュー(2011年、映画『ザ・ライト』公開時)で愛読書6冊の一つに選出

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巨匠とマルガリータ(新潮文庫)の表紙
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ローリング・ストーンズの名曲「Sympathy for the Devil」誕生の裏にあった一冊

巨匠とマルガリータ(新潮文庫)

ミハイル・ブルガーコフ(石井信介 訳)

スターリン独裁下のモスクワに悪魔が現れるという奇想天外な設定で、全体主義社会を痛烈に風刺しながら、芸術と愛と赦しを描き切った20世紀ロシア文学の傑作。死後発表されるや世界的センセーションを巻き起こした。

ミック・ジャガーは2012年のインタビューで、悪魔が人間社会に紛れ込む本作の設定から、ローリング・ストーンズの代表曲「Sympathy for the Devil」の着想を得たと明かした。恋人だったマリアンヌ・フェイスフルから本を贈られて読んだという。

推薦:ミック・ジャガー(音楽アーティスト、英国)2012年のインタビューで「Sympathy for the Devil」の着想元の一つとして本作を挙げたことが複数メディアで報じられている

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コモン・センス(光文社古典新訳文庫)の表紙
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NBA歴代得点王カリーム・アブドゥル=ジャバーが「すべてのアメリカ人が読むべき」と挙げる歴史的名文

コモン・センス(光文社古典新訳文庫)

トマス・ペイン(角田安正 訳)

独立以外の道はないと大胆に説き、アメリカ独立への世論を決定づけた小冊子。王政と世襲制の非合理性を鋭く突いた論理の運びは、刊行から250年近く経った今も色褪せない説得力を持つ。

カリーム・アブドゥル=ジャバーはSmithsonian Magazineのインタビューで、「すべてのアメリカ人が歴史教育の一環として読むべき」本の一冊として本作を挙げた。「独立の理由を出版してしまう大胆さだけでも読む理由になる」と評している。

推薦:カリーム・アブドゥル=ジャバー(NBA歴代得点王・殿堂入り、米国)Smithsonian Magazine「Kareem Abdul-Jabbar on His Love of History, Youth Sports and Which Books Everyone Should Read」で発言

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村上春樹が20歳で出会い、50年近く温め続けた末に自ら翻訳した「最も親近感を覚える女性作家」の代表作

心は孤独な狩人(新潮文庫)

カーソン・マッカラーズ(村上春樹 訳)

1930年代末、大恐慌下のアメリカ南部の町を舞台に、聾唖の男シンガーのもとに集う孤独な人々の姿を描くマッカラーズ23歳のデビュー作にして最高傑作。出口の見えない孤独を、静かな筆致で描き切った20世紀アメリカ文学の名品。

村上春樹は本作を約20歳の頃に読み、深く心を動かされたと語っている。マッカラーズを「自分が最も親近感を覚える女性作家」と位置づけ、長年温めてきた末に、みずから日本語訳を手がけて世に送り出した。

推薦:村上春樹(小説家)新潮社公式サイトの書籍紹介ページ・訳者あとがきで言及

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ノーベル文学賞作家カズオ・イシグロが「自分の作家人生はこの一冊に負っている」と語る原点

ジェーン・エア 完全版

シャーロット・ブロンテ(十一谷義三郎 訳)

孤児として育った主人公ジェーンが、苦難を乗り越えながら自らの意志と尊厳を貫いていく姿を描く英文学の金字塔。19世紀に書かれながら、自立した女性像を描いた小説として今なお読み継がれている。

カズオ・イシグロはThe Paris Reviewのインタビュー「The Art of Fiction No. 196」で、本作と『ヴィレット』の2作を挙げ、「自分の作家人生はこの2作に負っている」と語っている。

推薦:カズオ・イシグロ(小説家、英国)The Paris Review「The Art of Fiction No. 196」インタビューで発言

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全米図書賞・ブッカー賞受賞作家パーシヴァル・エヴェレットが「自分への影響が見て取れる」と語った、18世紀の実験小説の元祖

トリストラム・シャンディ 上

ロレンス・スターン(朱牟田夏雄 訳)

主人公が生まれる前の経緯だけで何巻も費やすなど、時系列を自在に脱線させる語りの構造で知られる18世紀イギリス文学の異色作。ポストモダン小説の元祖ともいわれ、後世の実験的作家たちに影響を与え続けている。

『James』で全米図書賞・ブッカー賞を受賞した小説家パーシヴァル・エヴェレットは、The White Review誌のインタビュー(2020年6月)で「Tristram Shandyが大好きだ。自分への影響が見て取れる」と発言した。

推薦:Percival Everett(小説家、全米図書賞・ブッカー賞受賞、米国)The White Review誌インタビュー(2020年6月)で「自分への影響が見て取れる」と発言

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キアヌ・リーブスが「物語に運ばれる感覚を初めて知った」と語る少年時代の愛読書

モンテ・クリスト伯1

アレクサンドル・デュマ(山内義雄 訳)

無実の罪で投獄された青年が脱獄後、緻密な復讐計画を実行する大ロマン小説。友情・裏切り・復讐と赦しを壮大なスケールで描き、読み始めたら止まらないと評される冒険活劇。

キアヌ・リーブスは『Esquire』誌のインタビューで、子供の頃に本作を読んだ経験を「物語に運ばれるという感覚を初めて味わったのは、おそらくあの時だった」と振り返っている。

推薦:Keanu Reeves(俳優、カナダ)Esquire誌、Details誌、Elle誌等のインタビューで言及

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マーティン・スコセッシが『アイリッシュマン』制作のヒントを得た、後悔をめぐる一節

JOURNEY TO THE END OF THE NIGHT

Louis-Ferdinand Céline(Ralph Manheim 英訳)

第一次世界大戦前後の混沌を舞台に、皮肉屋の主人公バルダミュが世界を放浪しながら人間存在の不条理と向き合う20世紀文学の問題作。ヘンリー・ミラーやブコウスキーにも影響を与えたとされる、荒々しくも詩的な文体で知られる(未邦訳・英語版Kindle)。

マーティン・スコセッシは、映画『アイリッシュマン』の製作背景を語ったThe Film Stage誌のインタビューで本作を挙げ、終盤のある一節が自身の後悔や罪の意識についての理解を形作ったと語っている。

推薦:Martin Scorsese(映画監督、米国)The Film Stage誌「Martin Scorsese on the Films and Books that Influenced 'The Irishman'」(2019年10月)

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