白鯨 上

ハーマン・メルヴィル(八木敏雄 訳)

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寡黙な文豪コーマック・マッカーシーが1992年、生涯で数少ないインタビューの中で明かした「最も好きな本」

白鯨 上

ハーマン・メルヴィル(八木敏雄 訳)

白い鯨モービィ・ディックへの復讐に取り憑かれた船長エイハブの狂気を描いた、アメリカ文学史上最も野心的な一冊。自然の脅威と人間の傲慢さをめぐる思索が随所に織り込まれた大作。

インタビューをほとんど受けないことで知られるコーマック・マッカーシーは、1992年のニューヨーク・タイムズによるプロフィール記事で、自身の最も好きな本として本書を挙げている。血と暴力に満ちた自作の作風にも通じる、自然の脅威と人間の狂気を描いた大作への敬意がうかがえる。

推薦:Cormac McCarthy(小説家、米国)1992年のNew York Timesプロフィール記事「Cormac McCarthy's Venomous Fiction」で紹介

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推薦の馴れ初め

マッカーシーはメディアへの露出を極端に避けることで知られる作家で、1992年に記者リチャード・B・ウッドワードがニューヨーク・タイムズに書いたプロフィール記事「Cormac McCarthy's Venomous Fiction」は、彼の数少ない肉声が記録された貴重な機会の一つとなった。この記事の中でマッカーシーは、本書を自身の最も好きな本として挙げている。荒々しい暴力描写と聖書的な文体で知られるマッカーシー自身の作風は、白い鯨への復讐に取り憑かれた船長の狂気と、人間の傲慢さに対する自然の圧倒的な力を描いた本書の世界観と重なる部分が多い。なお、この逸話は一部で「2007年のオプラ・ウィンフリーとのインタビューで語った」と伝えられることがあるが、実際の初出は1992年の同プロフィール記事である。

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