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女優ティルダ・スウィントンが10代・20代・40代と3つの年代で読み方が変わり続けたと明かす、性別を超えて生き続ける主人公の物語

Orlando(Penguin Classics Deluxe Edition・英語版)

Virginia Woolf

16世紀のイギリスで男性として生まれた主人公が、ある朝突然女性になり、以後300年以上生き続けるという奇想天外な設定を通じて、性別・時間・アイデンティティの境界を軽やかに解体するヴァージニア・ウルフの代表作。1928年の発表以来、時代ごとに新しい読み方を許容し続けてきた。

女優のティルダ・スウィントンはAperture誌のエッセイで、本作への向き合い方が年代ごとに変化してきたと綴っている。ティーンエイジャーの頃は「執筆についての本」として、20代では「読書についての本」として、そして2019年の再読では「あらゆるものを解体していく革命についての本」として読んだと述べ、数十年にわたり異なる貌を見せ続けてきた一冊だと語る。

推薦:ティルダ・スウィントン(女優)Aperture誌エッセイ(2019年12月17日)

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推薦エピソード

ティルダ・スウィントンは1992年公開の映画版『オルランド』で主人公を演じたことで広く知られるが、Aperture誌に寄せたエッセイでは、原作との個人的な関係がその映画出演よりずっと以前から続いていたことを明かしている。ティーンエイジャーの頃、本作は彼女にとって「執筆についての本」として読まれた。20代になると同じ物語が「読書についての本」へと姿を変え、そして2019年に読み返した際には「あらゆるものを解体していく革命についての本」として立ち現れたという。同じテキストが人生の段階ごとにまったく異なる本として読めてしまう──この現象自体が、性別もアイデンティティも時代とともに姿を変えていく主人公オルランドーのあり方と重なる。スウィントンは自らを、サリー・ポッター監督の映画をはじめ時代ごとに現れてきた「多くのオルランドーたちの一人」と位置づけ、一つの物語が世代を超えて読み継がれ、演じ継がれていくことの意味を静かに綴っている。

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