地獄の季節 (岩波文庫)

アルチュール・ランボー(小林秀雄 訳)

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パティ・スミスが16歳、バス発着所前の書店でこっそり持ち帰った「私を導く狂おしい手引書」

地獄の季節 (岩波文庫)

アルチュール・ランボー(小林秀雄 訳)

フランス象徴派の天才詩人アルチュール・ランボーが、わずか19歳で文学からの決別を宣言して書き上げた散文詩集。鋭利な感受性と破壊的なまでの独創性で、以後の詩人・アーティストたちに計り知れない影響を与え続けてきた近代詩の金字塔。

ロックの伝説パティ・スミスは16歳の頃、フィラデルフィアのバス発着所前の書店でランボーの詩集に出会い、代金の99セントを持ち合わせていなかったため本をそのまま持ち帰ったという逸話を自伝『Just Kids』などで繰り返し語っている。以来スミスは本作を「私を導く、狂おしいほどの手引書(furious guidebook)」と呼び、自身の表現の原点の一つとして挙げ続けている。

推薦:パティ・スミス(ミュージシャン・詩人、米国)自伝『Just Kids』および複数のインタビューで本人が言及

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推薦エピソード

パティ・スミスがアルチュール・ランボーと出会ったのは16歳の頃、フィラデルフィアのバス発着所の向かいにあった書店の店先だった。手に取った詩集の代金99セントを持っていなかった彼女は、そのまま本を持ち帰ってしまったと、後に自伝『Just Kids』などで振り返っている。この出会いをきっかけに、スミスはランボーの著作、とりわけ本作『地獄の季節』を繰り返し読み込み、「私を導く、狂おしいほどの手引書」と呼ぶまでにのめり込んでいった。詩人としての言葉の使い方、既存の価値観への反抗的な姿勢——ランボーが19歳にして書き上げたこの作品から吸収したものは、後にパンクのゴッドマザーと呼ばれることになるスミス自身の表現の核を形作っていったとみられる。彼女は後年、New Directions社が刊行した英訳版『A Season in Hell & The Drunken Boat』の新版に自ら序文を寄せてもいる。

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