夜はやさし

F・スコット・フィッツジェラルド(龍口直太郎 訳)

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ケイト・ブランシェットが夫から「これを読まずに死ぬな」と手渡された一冊

夜はやさし

F・スコット・フィッツジェラルド(龍口直太郎 訳)

精神を病んだ妻ニコルと、アルコールに溺れていく医師ディックの結婚生活の崩壊を描く、フィッツジェラルド最後の長編小説。ジャズ・エイジの繁栄の裏にある人間関係の脆さを、緻密な心理描写で描き切った代表作。

ケイト・ブランシェットは、夫から「これを読まずに死ぬわけにはいかない」と手渡されたのが本作との出会いだったと語っている。主人公ディックの内面が緻密に描かれている点に惹かれ、その後も繰り返し読み返しているという。

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推薦エピソード

ケイト・ブランシェットが本作と出会ったのは、夫が「You cannot die without reading this(これを読まずに死ぬわけにはいかない)」と本を手渡してきたことがきっかけだったという。読み進めるうちに、精神を病んだ妻ニコルを救おうとしながら自らも崩れていく医師ディックの内面が、恐ろしく精緻に記録されていることに引き込まれたと振り返っている。二人の関係を「破滅的でありながら、痛いほど理解できる」と評し、フィッツジェラルドの筆致の緻密さと、ディックとニコルの失敗が持つ「時代を超えた普遍性」に心を動かされたと語っている。一度読んで終わりにせず、繰り返し本作に立ち返っているという事実が、ブランシェットにとってこの小説がどれほど特別な位置を占めているかを物語っている。

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