影との戦い ゲド戦記1

アーシュラ・K・ル=グウィン(清水真砂子 訳)

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宮崎駿が「自分の作品はすべてこの一作の影響を受けている」と語るファンタジーの原点

影との戦い ゲド戦記1

アーシュラ・K・ル=グウィン(清水真砂子 訳)

並外れた魔法の才を持つ少年ゲドが、禁じられた呪文で自らの〈影〉を呼び出してしまい、その影と対峙する旅に出る成長物語。児童文学の枠を超え、自己の暗部と向き合うことの意味を問う、世界文学史に残るファンタジーの金字塔。

宮崎駿は2005年に原作者アーシュラ・K・ル=グウィンの自宅を訪ね、「『風の谷のナウシカ』から『ハウルの動く城』まで、自分の作品はすべて『ゲド戦記』の影響を受けている」と本人に直接伝えた。スタジオジブリ公式サイト掲載のインタビューでこの発言が確認できる。

推薦:宮崎駿(アニメーション映画監督)2005年の原作者宅訪問時の発言。スタジオジブリ公式サイト掲載「世界一早い『ゲド戦記』インタビュー(完全版)」で確認

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推薦の馴れ初め

宮崎駿が本作に出会ったのは長年にわたる愛読を経てのことで、映画化権の取得をスタジオジブリが望んでいたことでも知られる。2005年、ル=グウィンの自宅を訪問した宮崎は「世界一早い『ゲド戦記』インタビュー(完全版)」としてジブリ公式サイトに記録が残るやり取りの中で、『風の谷のナウシカ』から『ハウルの動く城』に至る自作すべてが本作の影響下にあると率直に語った。結果として映画化は宮崎駿本人ではなく、息子の宮崎吾朗が監督を務める形で2006年に『ゲド戦記』として実現したが、原作への敬意と影響の大きさは、この訪問時の発言に色濃く表れている。一人の作家の想像力が、世代を超えて別の作家の全キャリアに影を落とし続けている、稀有な逸話である。

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