走れ!タカハシ

村上龍

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DeNA創業者・南場智子が、夫の闘病の日々に重ねた一冊

走れ!タカハシ

村上龍

広島東洋カープの遊撃手・高橋慶彦をめぐる11人の市井の人々のドラマを描いた短編集。絶体絶命の場面でも高橋選手は走り続け、なぜか状況が好転していく——軽快な文体で綴られる村上龍の野球愛があふれる一冊。

南場智子は本作を「なぜだかとても大好きな本」と語る。絶体絶命の場面でも高橋慶彦選手が走り続けることで物語が好転していく様子に、自身の人生のある出来事を重ね合わせたという。

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推薦の馴れ初め

南場の夫は一度手術を受けたのち、「再発したら終わり」と医師に告げられていた。その再発を知らされた絶望の中、南場は新潟でどうしても外せない野球観戦の予定があり、観戦を楽しむ周囲の中で一人「絶体絶命」の気持ちを味わっていたという。そんな時、中村紀洋選手がさよならホームランを放ち、南場は自然と笑顔になった。気づけば足の悪い父親も一緒に立ち上がって喜んでいたという。この体験が、絶体絶命の場面でいつも高橋慶彦が走り続け、なぜか状況が好転していく『走れ!タカハシ』の世界と「なんとなく重なっているように感じた」と本人は振り返っている。

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