密やかな結晶 新装版(講談社文庫)の表紙
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お笑いコンビ「ラランド」サーヤが選ぶ、言葉と記憶が静かに消えていく物語

密やかな結晶 新装版(講談社文庫)

小川洋子

架空の島で、住民の記憶から物や概念が一つずつ「消滅」していく寓話的な世界を描く小川洋子の代表作。喪失と忘却をめぐる静謐な筆致は、全米図書賞(翻訳文学部門)の最終候補にもなった芥川賞作家ならではの緊張感に満ちている。

お笑いコンビ「ラランド」のサーヤは、MEN'S NON-NO WEBのインタビュー(2023年3月)で本作を挙げている。島で暮らす人々の記憶から、イヤリングや小説といった物や概念が一つずつ消えていくという設定を通じて、「大切なものとは何か」を考えさせられた一冊だと語った。

推薦:サーヤ(お笑いコンビ「ラランド」)MEN'S NON-NO WEB「ウィークエンド・インタビューズ 第23週」

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推薦エピソード

サーヤが本作について語ったのは、MEN'S NON-NO WEBの連載企画「ウィークエンド・インタビューズ」第23週(2023年3月)でのことだった。同インタビューでは、自身の読書遍歴の中で印象に残っている一冊として本作を挙げている。住民の記憶から物や概念が静かに、しかし確実に消えていく――という『密やかな結晶』特有の喪失の物語について、サーヤは「大切なものとは何か」を自問させられる読書体験だったと振り返った。派手な事件性ではなく、日常が少しずつ削り取られていく感覚そのものに焦点を当てたコメントは、本作が持つ静けさと不穏さの同居を的確に言い当てている。

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