新装版 虚無への供物(上) (講談社文庫)

中井英夫

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恩田陸が小学6年生で出会い、今も年に一度読み返す「日本探偵小説三大奇書」の一つ

新装版 虚無への供物(上) (講談社文庫)

中井英夫

双子の失踪、連続する不審死、そして物語そのものへの自己言及――本格ミステリの体裁を取りながら、探偵小説というジャンルそのものを問い直す前代未聞の構成で知られる。『黒死館殺人事件』『ドグラ・マグラ』と並ぶ日本探偵小説三大奇書の一角。

小説家の恩田陸は、Web本の雑誌「作家の読書道」第36回のインタビューで、小学6年生の時に本書を読んで以来、今でも年に一度は読み返したくなるほど大きな影響を受けている作品として紹介している。

推薦:恩田陸(小説家)Web本の雑誌「作家の読書道」第36回インタビューで本人が言及

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推薦エピソード

恩田陸が中井英夫の『虚無への供物』と出会ったのは、まだ小学6年生の頃だったという。「作家の読書道」のインタビューで本人が語るところによれば、以来この作品は折に触れて読み返したくなる特別な一冊であり続けており、今でも年に一度は手に取りたくなると明かしている。『虚無への供物』は、双子の失踪や連続する不審死という本格ミステリの骨格を持ちながら、物語の終盤で探偵小説というジャンルそのものへの批評性を帯びていく、前代未聞の構成で知られる作品だ。『黒死館殺人事件』『ドグラ・マグラ』と並んで『日本探偵小説三大奇書』の一つに数えられ、刊行から60年以上を経てなお新たな読者を獲得し続けている。小学生時代にこの奇書と出会ったという早熟な読書体験は、後に幻想と論理が交錯する作風で知られることになる恩田陸自身の、文学的原点の一つを物語っている。

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