ロング・グッドバイ フィリップ・マーロウ〔新訳版〕

レイモンド・チャンドラー(村上春樹 訳)

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村上春樹が『理想の小説』と語り、後年みずから翻訳を手がけた一冊

ロング・グッドバイ フィリップ・マーロウ〔新訳版〕

レイモンド・チャンドラー(村上春樹 訳)

私立探偵フィリップ・マーロウが、富裕層の陰に潜む友情と裏切りの真相に迫るハードボイルド小説の金字塔。文体そのものを味わうために読み継がれてきた一冊で、村上春樹による新訳では簡潔で乾いた原文の魅力がより鮮やかに伝わる。

作家・村上春樹はThe Paris Review「The Art of Fiction」のインタビューで、レイモンド・チャンドラーの文体を敬愛していると語り、『ドストエフスキーとチャンドラーを一冊にまとめることができたら、それが自分にとって理想の小説だ』と発言している。長年にわたる愛読の末、村上は本作の翻訳にみずから取り組み、2007年に新訳『ロング・グッドバイ』として早川書房から刊行した。

推薦:村上春樹(作家)The Paris Review「The Art of Fiction No. 182」で、チャンドラーの文体への敬愛と『ドストエフスキーとチャンドラーを一冊にまとめることが理想』という発言を紹介。後年自ら本作を翻訳し出版

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推薦エピソード

村上春樹がチャンドラーの文体に惹かれたのは、小説家としてデビューする以前からのことだったという。The Paris Review誌のインタビュー「The Art of Fiction No. 182」では、チャンドラーの名を挙げながら『ドストエフスキーとチャンドラーを一冊にまとめることができたら、それが自分にとって理想の小説だ』と語っており、単なる娯楽小説としてではなく、文体そのものへの敬愛がうかがえる。長年読み込んできた末に、村上は本作の翻訳にみずから取り組むことを決め、2007年に新訳『ロング・グッドバイ』として早川書房から刊行した。私立探偵フィリップ・マーロウと富豪の娘婿テリー・レノックスとの友情、そしてその裏に隠された真相を描く物語は、読み手として愛した村上が、訳し手としてもこの作品と向き合うことになった一冊である。

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