ルドルフとイッパイアッテナ(講談社文庫)

斉藤洋

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小説家・石田夏穂が小学生時代に「泣いた」と語る、黒猫ルドルフの成長物語

ルドルフとイッパイアッテナ(講談社文庫)

斉藤洋

ひょんなことから東京へ迷い込んでしまった黒猫ルドルフが、経験豊富な猫イッパイアッテナに導かれ成長していく物語。累計100万部のロングセラーで、大人が読んでも深い人生哲学に触れられる児童文学の名作。

小説家の石田夏穂は「作家の読書道」第284回で、小学生時代に本作を読んで泣いたと振り返り、「素晴らしい作品」だったと評価している。

推薦:石田夏穂(小説家)「作家の読書道」第284回で本人が発言

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推薦の馴れ初め

石田夏穂は子供時代の読書歴を語る中で、司馬遼太郎の歴史小説や少年ジャンプ作品と並べて本作に言及している。学校や地元の図書館で出会った数ある児童文学の中でも、飼い主を失い見知らぬ土地に迷い込んだ黒猫ルドルフの物語には特別な思い入れがあるようで、読んで涙したという記憶をはっきりと語っている。理系的な題材を扱う作品でも知られる石田だが、原点にはこうした王道の児童文学への素朴な感動があったことがうかがえるエピソードだ。

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