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コルソン・ホワイトヘッドが大学入学前まで「頭に『黒い』を付けたスティーヴン・キング作品を書きたい」と語り続けた、ホラー小説の金字塔

シャイニング(上)

スティーヴン・キング(深町眞理子 訳)

雪に閉ざされたホテルに巣食う悪霊が、管理人一家を追い詰めていく——スタンリー・キューブリック監督の映画化でも知られる、20世紀ホラー小説の金字塔。孤立した家族関係とアルコール依存症という現実の恐怖を、超自然的な恐怖と重ね合わせて描く。

ピュリッツァー賞受賞作家コルソン・ホワイトヘッドは、バージニア・コモンウェルス大学(2017年)やジョンズ・ホプキンス大学(2018年)での講演、The World from PRXのインタビューなど複数の機会で、「大学に入るまでは『黒いシャイニング』か『黒いサレムズ・ロット』を書きたいと思っていた」と繰り返し語っている。

推薦:コルソン・ホワイトヘッド(小説家・ピューリッツァー賞受賞、米国)バージニア・コモンウェルス大学(2017年)・ジョンズ・ホプキンス大学講演(2018年)、The World from PRXのインタビューで発言

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推薦エピソード

『地下鉄道』でピュリッツァー賞を受賞するなど文学賞を総なめにしてきたホワイトヘッドだが、その原点には10代の頃に読みふけったスティーヴン・キングのホラー小説があったという。VCUでの講演では、大学に進学する以前の自分にとって「スティーヴン・キングのどのタイトルでも頭に『黒い』を付けたものが、自分のやりたいことだった」と発言し、『シャイニング』のような作品世界を黒人作家の視点で書き直すことこそ、若き日の創作の原動力だったと明かしている。同様の発言はジョンズ・ホプキンス大学の講演やThe World from PRXのインタビューでも一貫しており、ジャンル小説としてのホラーへの愛着が、後年の文学的な実験精神につながっていったことがうかがえる。

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