寒い国から帰ってきたスパイ

ジョン・ル・カレ(宇野利泰 訳)

Kindle 小説8/20まで

パク・チャヌク監督が10代で出会い、後に著者本人と語り合うまでになったスパイ小説の金字塔

寒い国から帰ってきたスパイ

ジョン・ル・カレ(宇野利泰 訳)

ベルリンの壁を挟んだ英独諜報機関の暗闘を描く、冷戦スパイ小説の代表作。派手なアクションではなく、組織に利用される人間の哀しさを静かな筆致で描き切り、英国推理作家協会賞・アメリカ探偵作家クラブ賞を受賞した。

『オールド・ボイ』『お嬢さん』などで知られるパク・チャヌク監督は、英国の作家ジョン・ル・カレを「最も好きな小説家」として公言しており、10代の頃に本作を読んだのがその出発点だったという。

推薦:パク・チャヌク(映画監督)「最も好きな小説家」と公言し、10代で読んだ経緯をインタビューで振り返っている

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推薦の馴れ初め

パク・チャヌクが本作に出会ったのは10代の頃で、英国とソ連の諜報機関がベルリンの壁を挟んで繰り広げる冷戦下の暗闘を描いた本作は、彼にとってル・カレ文学の入り口になったとされる。以来ル・カレを「最も好きな小説家」と公言し続け、ファンの中でも稀少な「『リトル・ドラマー・ガール』こそが最高傑作だ」と言い切る一人でもあると語っている。2018年、パクはその『リトル・ドラマー・ガール』をAMCとBBCの6部作ドラマとして自ら監督する機会を得て、制作過程でル・カレ本人と直接会い、脚色について語り合った。10代で読んだ一冊の小説家への敬愛が、巨匠監督としての実際の創作活動に結びついた逸話である。

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