The Year of the Gorillaの表紙
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スタンフォード大の神経科学者を「10歳で霊長類学者を志した」少年に変えた一冊

The Year of the Gorilla

George B. Schaller

史上初めてゴリラの野外調査に挑んだ生物学者ジョージ・シャラーが、アフリカの火山地帯で2年間ゴリラの群れを観察した記録。凶暴な怪物として描かれがちだったゴリラが、実際には母性と秩序に満ちた社会を営む姿を活写する、霊長類学の古典的名著。

スタンフォード大学の神経科学者・霊長類学者ロバート・サポルスキーは、Edge.org公式インタビュー「A Bozo of a Baboon」で、中学生時代に本書を読んだことが霊長類学への興味を決定づけたと語っている。シャラーを「野外生物学者の中の神」と呼び、自身の研究人生の原点になったと振り返った。

推薦:Robert Sapolsky(スタンフォード大学教授・神経科学者/霊長類学者、米国)(Edge.org公式インタビュー「A Bozo of a Baboon」)

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推薦エピソード

サポルスキーが本書に出会ったのは中学生の頃だった。ダイアン・フォッシーがゴリラの研究で知られるようになるよりずっと前、シャラーは史上初めてゴリラの野外調査に挑んだ生物学者であり、サポルスキーはその先駆的な業績を「野外生物学者の中の神」と評している。当時すでに10歳にして著名な霊長類学者たちに直接ファンレターを送っていたというサポルスキー少年にとって、本書はアフリカの火山地帯でゴリラの群れと共に過ごす「自分もいつかそこへ行きたい」という具体的な夢を描かせる一冊になった。この読書体験は後年、サポルスキー自身がケニアで野生のヒヒの群れを20年以上にわたり観察し続けるという、霊長類学者としてのキャリアに直接つながっていったと考えられる。

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