推薦:角田光代(作家)
作家・角田光代が「生きる上での想像力が培われた本」に選んだ紀行文学の名作
深夜特急1―香港・マカオ―
沢木耕太郎
インドからロンドンへ、乗合いバスで大陸を横断する一年以上の放浪を描いた紀行文学の傑作。多くのバックパッカーの「旅のバイブル」として読み継がれている。
角田光代は、人生に静かに影響を与え心に定着していった12冊の一冊として本作を選び、「人との触れ合いが旅ならではのこと」だとその本質を言い表している。
推薦エピソードを読む推薦:角田光代(作家)
作家・角田光代が「生きる上での想像力が培われた本」に選んだ紀行文学の名作
沢木耕太郎
インドからロンドンへ、乗合いバスで大陸を横断する一年以上の放浪を描いた紀行文学の傑作。多くのバックパッカーの「旅のバイブル」として読み継がれている。
角田光代は、人生に静かに影響を与え心に定着していった12冊の一冊として本作を選び、「人との触れ合いが旅ならではのこと」だとその本質を言い表している。
推薦エピソードを読む推薦:田臥勇太(バスケットボール選手、日本人初のNBA選手)
日本人初のNBA選手・田臥勇太が「アンダーラインを引きながら読むほど、のめり込んだ」と語る、コービー・ブライアント引退記念公式本
コービー・ブライアント(島本和彦 監訳)
5度のNBAチャンピオンに輝いたコービー・ブライアントが、自身のプレーへの向き合い方を初めて自らの言葉で語った公式本。フィル・ジャクソンの序文と数百枚の写真とともに、一つのことを極める姿勢が凝縮されている。
日本人初のNBA選手として知られる田臥勇太は、本書を「バスケ好きにはたまらない!」と評し、「アンダーラインを引きながら読むほど、のめり込んでいました」と紹介している。
出典:イースト・プレス公式商品ページに掲載された本人コメント
推薦エピソードを読むリョーサン菱洋ホールディングス社長・中村守孝が「経営マクロ環境を学ぶ本」として選んだ、世界的ベストセラーの人類史
ユヴァル・ノア・ハラリ(柴田裕之 訳)
認知革命・農業革命・科学革命という3つの転換点から人類の歩みを描き直す、世界40カ国以上で刊行された歴史的ベストセラー。ビジネスパーソンが大きな視座で自社と社会の関係を捉え直すための必読書としても支持されている。
リョーサン菱洋ホールディングス社長の中村守孝は、日経BOOKプラス「経済、社会、技術など『経営マクロ環境を学ぶ本』」特集で本書を紹介している。経営者が自社の立ち位置をより大きな文明史の中で捉え直すための一冊として、本書の価値を語っている。
出典:日経BOOKプラス「経済、社会、技術など『経営マクロ環境を学ぶ本』」特集で紹介
推薦エピソードを読む推薦:鈴木保奈美(女優)
鈴木保奈美が、著者の"人間的魅力"に引き込まれたと語る土壌革命の書
ゲイブ・ブラウン(服部雄一郎 訳)
米国ノースダコタ州の牧場主が、化学肥料や耕耘に頼らず土壌を再生させてきた実践を綴ったノンフィクション。理系分野に不慣れな読者でも入り込める、平易で人間味あふれる筆致が持ち味。
女優の鈴木保奈美はPrecious誌の企画「愛読書8冊」で本作を選出。理系分野が苦手でも「著者の人間的魅力がその話し言葉に宿っていて、ぐんぐんと引き込まれてしまう」と、科学的な内容を人間味豊かに伝える筆力に惹かれたと語っている。
出典:Precious「鈴木保奈美さんの愛読書8冊を公開!」で本人コメントとして紹介
推薦エピソードを読む元NHL最長身選手ズデノ・チャラが愛読書に挙げた、宇宙飛行士の生き方の教科書
クリス・ハドフィールド(千葉敏生 訳)
国際宇宙ステーション船長を務めたカナダ人宇宙飛行士クリス・ハドフィールドが、極限状況を生き抜くために身につけた思考法を綴ったノンフィクション。目標達成よりも準備と謙虚さを重んじる姿勢が、宇宙という舞台を超えて説得力を持つ。
NHL史上最も長身の選手として知られるズデノ・チャラは、NHL公式サイトの企画「Questions and Isles」で本作を愛読書の一冊として紹介している。過酷な訓練と規律を経てキャリアを築いてきたチャラにとって、宇宙飛行士の哲学は自身の競技人生と重なる部分が多かったようだ。
出典:NHL公式サイト「Questions and Isles」で愛読書として紹介
推薦エピソードを読む推薦:Christina Tosi(Milk Bar創業者・パティシエ、米国)
Milk Bar創業者クリスティーナ・トッシが『昔からずっと大好き』と語るアメリカ料理書の金字塔
Irma S. Rombauer, Marion Rombauer Becker, Ethan Becker, John Becker, Megan Scott
1931年の初版以来、幾度も改訂を重ねながら読み継がれてきたアメリカ家庭料理のバイブル。基本のレシピはもちろん、時代ごとの改訂を追うことでアメリカの食文化そのものの変遷も見えてくる。
Milk Bar創業者でパティシエのクリスティーナ・トッシは、James Beard Foundation公式サイトのQ&Aで『お気に入りの料理書は?』と聞かれ、『Joy of Cookingが大好き。昔からずっと』と即答している。
出典:James Beard Foundation公式サイトのQ&Aで『お気に入りの料理書は?』の質問に回答
推薦エピソードを読む推薦:Yotam Ottolenghi(シェフ、英国/イスラエル出身)
シェフ、ヨタム・オトレンギが『自分の料理の基礎を作ってくれた』と語る菜食料理書の定番
Deborah Madison
野菜料理を『肉料理の代用品』ではなく、それ自体で魅力的な一皿として体系化した菜食料理書の定番。素材の扱い方や味の組み合わせ方を丁寧に解説し、菜食に限らず料理全般の技術書としても読める。
シェフのヨタム・オトレンギはFive Books誌のインタビューで、デボラ・マディソンの『Vegetarian Cooking for Everyone』について『他のどの本よりも、自分の料理の基礎を作ってくれた本』『レシピが一つうまくいくたびに、次のレシピに挑戦する後押しになった』と語っている。
出典:Five Books誌のインタビュー「Yotam Ottolenghi recommends his Favourite Cookbooks」で紹介
推薦エピソードを読む推薦:Emily Yuen(Bessouエグゼクティブシェフ、米国)
「若手時代のバイブル」から著者本人の下で4年間働くきっかけへ――シェフ、エミリー・ユエンの原点の一冊
Daniel Boulud
フレンチの巨匠ダニエル・ブルーが、次世代の料理人に宛てた手紙形式で綴る一冊。技術論にとどまらず、厨房での忍耐、師弟関係、プロフェッショナリズムのあり方まで、料理人としての生き方そのものを語りかける。
ニューヨークのレストラン「Bessou」のエグゼクティブシェフ、エミリー・ユエンは、Time Out誌の企画「16 chefs share the cookbooks that changed their lives」のインタビューで、若手コックだった頃に初めて自分の意思で買った料理書の一冊として本書を挙げ、「当時のバイブルだった」と語っている。
出典:Time Out「16 chefs share the cookbooks that changed their lives」インタビューで紹介
推薦エピソードを読むNCT ジェヒョンがファンサイン会で薦めた、文明の興亡を問う世界的ベストセラー
ジャレド・ダイアモンド(倉骨彰 訳)
なぜユーラシア大陸の文明が他地域を征服する側になったのか。地理・環境という視点から人類史の分岐点を解き明かし、ピュリッツァー賞を受賞した文明論の金字塔。上下巻で人類1万3000年の歴史を追う。
K-POPグループNCTのジェヒョンは、2018年にソウル・永登浦で行われたファンサイン会で本書を推薦本として挙げ、「一種の歴史書」であり読み応えがあるため、章ごとに少しずつ読み進めるのがおすすめだとファンに語った。
出典:Bandwagon Asia「7 book recommendations from your favourite K-pop artists」でファンサイン会での発言として紹介
推薦エピソードを読むコメディアン、サラ・シルバーマンが「最も読み返した本」と語る、美術批評の古典
John Berger
1972年のBBC番組を書籍化した美術批評の古典。絵画や広告に潜む『見る』という行為そのものの政治性・権力性を鋭く解き明かし、以後の視覚文化論に決定的な影響を与えた薄くも濃密な一冊。
コメディアンのサラ・シルバーマンは、Lenny Letterの企画「The Lenny Questionnaire」で、自分が最も読み返した本としてジョン・バージャーの『Ways of Seeing』を挙げ、「アートについての本だが、実はすべてについての本だ。自分自身の経験というプリズムを通してものを見るということについて書かれている」と評している。
出典:Lenny Letter「The Lenny Questionnaire: Sarah Silverman」で本人が回答
推薦エピソードを読む元陸上日本代表・為末大が言語心理学者から勧められて手に取った、読書と脳科学の本
メアリアン・ウルフ(小松淳子 訳)
文字を読むという行為が、人類の脳をどう作り変えてきたのかを認知神経科学・発達心理学の知見から解き明かす一冊。ディスレクシア研究の専門家でもある著者が、古代文字の獲得からデジタル時代の読書まで「読む脳」の変遷を描き出す。
元陸上競技400mハードル日本代表の為末大は、日経BOOKプラスのインタビューで、通勤時間や早朝・夜間を使い月に7、8冊、多い時は1日5時間を読書に充てる習慣を明かしている。本書は言語心理学者の今井むつみ教授から勧められて読んだ一冊として紹介されており、「人生の喜びの半分は読書」と語る為末の読書スタイルを象徴する一冊だ。
推薦エピソードを読む推薦:ジュリー・リン(シェフ、Julie's Kopitiam、英国スコットランド)
グラスゴーの人気店シェフが「レシピが狂いなく仕上がる」と信頼する四川料理の名著
Fuchsia Dunlop
花椒の痺れと複雑な発酵調味料の理論を、丹念なフィールドワークに基づいて解き明かす四川料理研究の決定版。単なるレシピ集を超え、地域の食文化そのものを描き出す一冊。
スコットランド・グラスゴーの人気店Julie's Kopitiamを営むシェフ、ジュリー・リンは、Mob.co.ukの「シェフが選ぶ、人生を変えたクックブック」企画で本作を紹介した。四川料理研究の第一人者フクシア・ダンロップの一冊について「彼女の料理はどれも狂いなく仕上がる」と、その正確さを称賛している。
出典:Mob.co.uk「Your Favourite Chef's Favourite Cookbook」
推薦エピソードを読むモダンインド料理店Bibiのシェフが、専門外のイタリア料理書に見た食材への情熱
Giorgio Locatelli
ロンドンの名店Locandaを率いたジョルジョ・ロカテッリが、イタリア各地の郷土料理とその背景にある物語を綴った一冊。地方色豊かな食材へのこだわりと季節感が全編を貫く。
ロンドンのモダンインド料理店Bibiのシェフ、チェット・シャルマは、Mob.co.ukの「シェフが選ぶ、人生を変えたクックブック」企画で、イタリア人シェフ、ジョルジョ・ロカテッリの代表作を紹介した。「彼の質の高い食材への熱烈なこだわりと、極端なまでの季節感へのこだわりがはっきりと伝わってくる」と評している。
出典:Mob.co.uk「Your Favourite Chef's Favourite Cookbook」
推薦エピソードを読む推薦:Craig Button(元カルガリー・フレームズGM、TSNアナリスト、カナダ)
元NHL球団GMがホッケー界読書特集で選んだ、#MeToo運動の内幕を描く調査報道
ジョディ・カンター、ミーガン・トゥーイー(古屋美登里 訳)
ハーヴェイ・ワインスタインの性加害を告発したニューヨーク・タイムズの二人の記者が、被害者たちの重い沈黙をどう解きほぐし、世界を動かす記事に仕上げていったかを描く調査報道ノンフィクション。ピュリッツァー賞受賞、映画化もされた話題作。
元カルガリー・フレームズGMで現TSNアナリストのクレイグ・バトンは、Lit Hub誌のNHL関係者読書特集で本作を挙げ、職場でのセクハラ問題に声を上げた被害者たちの勇気を伝える一冊として紹介した。
推薦エピソードを読むビヨンセが「若いファンたちに読んでほしい」と願った、女性リーダーたちの声を集めたノンフィクション
Marianne Schnall
マヤ・アンジェロウ、グロリア・スタイネムら著名な女性たちへのインタビューとエッセイを集め、女性がリーダーシップと権力を手にする上で何が障壁になっているかを問う一冊。政治の世界に限らず、あらゆる分野のリーダーを目指す読者に示唆を与える。
ビヨンセは2016年のGarage Magazineのインタビューで、「若いファンたちにぜひ読んでほしい」本として本作を挙げ、「マヤ・アンジェロウ、グロリア・スタイネム、メリッサ・エスリッジといった素晴らしい女性たちへのインタビューとエッセイを集めた一冊で、より良いリーダーになれるはず」と語っている。
出典:Garage Magazine(2016年)インタビューで紹介
推薦エピソードを読む推薦:エリック・グッドブランソン(NHLアナハイム・ダックス、カナダ)
NHLの屈強なディフェンスマンが「読み出したら止まらない」と語る遭難ノンフィクションの金字塔
ジョン・クラカワー(海津正彦 訳)
1996年のエベレスト大量遭難を、自ら公募隊に参加し九死に一生を得た著者が徹底取材で描いたノンフィクションの傑作。極限状況下で人間がどう判断し、どう壊れていくかを克明に記録した一冊。
NHLアナハイム・ダックスのディフェンスマン、エリック・グッドブランソンはLit Hub誌の企画で本作を挙げ、「とにかく凄まじい物語。読み出したら止まらない一冊」と評した。
出典:Lit Hub誌「ホッケー界が愛する本」特集で本人が直接コメント
推薦エピソードを読む推薦:ハワード・マークス(オークツリー・キャピタル共同創業者、米国)
伝説の投資家ハワード・マークスが「ここ数年で読んだ最高の投資本」と評した1929年大暴落の物語
Andrew Ross Sorkin
1929年のウォール街大暴落を、当時実在した人物たちの視点から再構成したノンフィクション。数字の羅列ではなく人間ドラマとして恐慌のメカニズムを描き出す筆致が高く評価されている。
オークツリー・キャピタル共同創業者で、長年の「投資家への手紙」で知られるハワード・マークスは、顧客向けメモの中で本作を「ここ数年で読んだ中で最高の投資本」と評した。
出典:オークツリー社の顧客向けメモで「ここ数年で読んだ中で最高の投資本」と明言、Yahoo Financeが報道
推薦エピソードを読む推薦:ダニエル・カーネマン(心理学者・ノーベル経済学賞受賞者、プリンストン大学名誉教授、米国/イスラエル)
ノーベル経済学賞受賞の心理学者ダニエル・カーネマンが「これまでにない視点で考えさせられる」と絶賛
ユヴァル・ノア・ハラリ(柴田裕之 訳)
『サピエンス全史』の著者ハラリが、AIやバイオテクノロジーの発展によって人類がどこへ向かうのかを大胆に予測する一冊。テクノロジーが人間の意思決定や幸福の定義そのものを変えていく未来像を描く。
『ファスト&スロー』の著者でノーベル経済学賞を受賞した心理学者ダニエル・カーネマンは、本書に「衝撃を受け、夢中になり、これまで考えたことのない視点で考えさせられるだろう」という推薦コメントを寄せている。
出典:『ホモ・デウス』への推薦コメントで「衝撃を受け、これまでにない視点で考えさせられるだろう」と発言、Penguin社の公式書籍ページに掲載
推薦エピソードを読む世界最高峰の料理人ルネ・レゼピが選ぶ、レストラン業界の内幕を暴いた伝説のベストセラー
アンソニー・ボーデイン(野中邦子 訳)
CIA(米国料理学院)出身の異色シェフ、アンソニー・ボーデインがレストラン業界の裏側を赤裸々に綴った自伝的実録。2001年の刊行直後にベストセラーとなり、著者をテレビの世界へと導いた、料理業界ノンフィクションの金字塔。
「世界のベストレストラン50」で幾度も1位に輝いたNoma創業者のルネ・レゼピは、ニューヨークの書店One Grand Booksが手がける「料理人が選ぶ人生の10冊」の企画で本作を選出。「レストラン文化を描いた最高の本」と評している。
出典:ニューヨークの書店One Grand Booksの選書企画「料理人が選ぶ10冊」で選出
推薦エピソードを読む推薦:スティーブン・ピンカー(ハーバード大学教授・認知心理学者、米国/カナダ)
ハーバードの人気教授スティーブン・ピンカーが「心理学史の転換点」と評した、子育て神話を覆す一冊
ジュディス・リッチ・ハリス(石田理恵 訳)
「子供の性格は親のしつけで決まる」という広く信じられた前提に、行動遺伝学のデータをもとに真っ向から異を唱えた問題作。子供の人格形成における遺伝・仲間集団・偶然の役割を論じ、子育てをめぐる常識を根底から揺さぶる。
認知心理学者スティーブン・ピンカーは本書の刊行時に序文を執筆し、「心理学史における転換点として記憶されるだろう」と評した。著者ジュディス・リッチ・ハリスの訃報に際して書いた追悼文でも、その学説を長年にわたり支持し続けてきたことを明かしている。
出典:stevenpinker.com「In Memoriam: Judith Rich Harris (1938–2019)」で言及
推薦エピソードを読む「対戦相手の心情など知れる機会などなく」——井上尚弥が公式Xで綴った、『モンスター』と戦った男たちの証言集
森合正範
4団体統一世界王者・井上尚弥と対戦し敗れていった挑戦者たちに焦点を当て、リングの反対側から見た『モンスター』の姿を描くノンフィクション。勝者の記録ではなく、敗者たちのキャリアと心情を丹念に取材した異色の一冊。
井上尚弥は2023年11月17日、自身の公式X(旧Twitter)で本書について「対戦相手の心情など知れる機会などなく、この一冊は自分が辿って来たキャリアを色濃くしてくれました」「感慨深い一冊です」と投稿し、自らの言葉で推薦した。
出典:2023年11月17日、本人の公式X(旧Twitter)投稿(講談社PR TIMESリリースで発言日・文脈を確認)
推薦エピソードを読む日本証券業協会会長・鈴木茂晴が「経済界」誌『人生を変えた1冊』特集で選んだ、『才能は生まれつきか努力か』を科学的に問うノンフィクション
デイヴィッド・エプスタイン(川又政治 訳)
ジャマイカ勢が陸上界を席巻する理由、金メダリストを生む「遺伝」と「環境」の関係を、世界各地の事例と最新の科学的知見から検証するノンフィクション。オバマ元大統領も書店で購入したことで話題になった一冊。
日本証券業協会会長の鈴木茂晴は、経済界ウェブの企画「一流経営者が推薦する『人生を変えた1冊』」で本書を紹介し、「誰もが何かしらの才能を持っているが、それに気づいていないことがある」という趣旨のコメントを寄せている。
出典:経済界ウェブ「【読書と経営】一流経営者が推薦する『人生を変えた1冊』」
推薦エピソードを読む推薦:Vinod Khosla(Khosla Ventures創業者、Sun Microsystems共同創業者、米国)
Sun Microsystems共同創業者ヴィノッド・コースラが「啓発的で楽しい」と評した、生命から都市までを貫くスケールの法則
ジョフリー・ウェスト(山形浩生、森本正史 訳)
生物の代謝から企業の成長、都市の人口まで、あらゆるものの「大きさ」を貫く数理法則を解き明かす理論物理学者ジェフリー・ウェストの代表作。事業の急拡大に挑む経営者にとっても示唆に富む一冊。
Sun Microsystems共同創業者でベンチャーキャピタリストのヴィノッド・コースラは、自身のMedium公式ブログ「2017 Book Recommendations」で本書を取り上げ、「啓発的で楽しい新しい洞察に満ちている」と評した。
出典:自身のMedium公式ブログ「2017 Book Recommendations」(2017年12月20日)で「啓発的で楽しい新しい洞察に満ちている」と紹介
推薦エピソードを読む「すべての人間が読むべきだ」──リーダーシップ論の人気著者サイモン・シネックが繰り返し愛読するナチス強制収容所の記録
ヴィクトール・E・フランクル(池田香代子 訳)
精神科医である著者自身のアウシュヴィッツ収容体験を通し、極限状況でも人間が尊厳と意味を見失わずにいられるのかを問う20世紀の古典。「生きる意味」をめぐる普遍的な問いを、飾らない筆致で突きつける一冊。
『WHYから始めよ!』で知られる作家・スピーカーのサイモン・シネックは、CNBCのインタビューで本書を「人生を変える2冊」の1冊として紹介し、「長年ずっとこの本を愛している。すべての人間が読むべきだと思う」と語った。
出典:CNBC記事「Simon Sinek: These 2 life-changing books will rewire your brain for success」(2019年2月)
推薦エピソードを読むU2のボノが「正気を保たせてくれた」と語る、預言者エレミヤの生涯から人間らしさを問う一冊
Eugene H. Peterson
旧約聖書の預言者エレミヤの生涯を手がかりに、困難な時代にあっても「人間らしく生きる」とはどういうことかを問う一冊。著者ユージン・ピーターソンは聖書を平易な英語に訳した『THE MESSAGE』でも知られる牧師・著述家。
U2のボノは、著者ユージン・ピーターソンとの親交でも知られ、本書について「ここ数年、ユージンの文章が自分を正気に保たせてくれた。Run with the Horsesは自分にとって力強い指南書だった」と語っている。
出典:InterVarsity公式ブログ「Bono's Favorite Book」
推薦エピソードを読む推薦:マシャマ・ベイリー(シェフ、The Grey共同オーナー、米国)
ジェームズ・ビアード賞シェフが「オープンマインドをすべて体現した本」と序文で称えた、南部料理の伝説の一冊
Edna Lewis(序文:Mashama Bailey)
「南部料理のファーストレディ」と呼ばれたエドナ・ルイスが1988年に著した料理書。単なるレシピ集にとどまらず、素材と季節への向き合い方そのものを教えてくれる、米国料理界のロングセラー。
2019年ジェームズ・ビアード賞受賞シェフのマシャマ・ベイリーは、本書の2019年復刊版に寄せた序文で「オープンマインドとすべてを受け入れる姿勢を見事に体現した本」と称賛している。
推薦エピソードを読むハリソン・フォードが「永遠に生きようとしないための本」と紹介した一冊
アトゥール・ガワンデ(原井宏明 訳)
外科医であり作家でもある著者が、現代医療が「死」とどう向き合うべきかを問い直すノンフィクション。延命よりも尊厳を重んじる医療のあり方を、豊富な症例とともに描き出す。
ハリソン・フォードは、Entertainment Weekly誌のTumblrで行われたAMA(読者との質疑応答)企画の中で、本書を「永遠に生きようとしないための本」と紹介した。数々の映画で老いや死と向き合う役柄を演じてきた俳優が、実生活でも医療と死のあり方をテーマにした一冊を薦めたことが話題になった。
出典:Entertainment Weekly誌のTumblr AMA企画
推薦エピソードを読む推薦:トーマス・ケラー(シェフ・フレンチ・ランドリー創業者、米国)
フレンチ・ランドリーの名シェフが愛する、伝説のゴルフマッチの物語
Mark Frost
1956年、無名のアマチュアゴルファー2人がベン・ホーガンとバイロン・ネルソンという当代最高のプロ2人に挑んだ伝説の試合を描くノンフィクション。単なる競技記録を超え、時代と人間を描く一冊。
フレンチ・ランドリーのシェフ、トーマス・ケラーはOne Grand Books「シェフが選ぶ人生の10冊」で本書を選出。ゴルフ好きとして知られるケラーは、本書を単なる競技記録でなくスポーツを通じて社会を読み解く歴史書として評価している。
出典:書店One Grand Books「シェフが選ぶ人生の10冊」企画での選出コメント
推薦エピソードを読む推薦:Satya Nadella(Microsoft CEO、米国/インド出身)
サティア・ナデラがMicrosoft CEO就任直後から重視した「チームワーク」の教科書
ダニエル・ジェイムズ・ブラウン(森内薫 訳)
1936年ベルリン五輪、労働者階級の若者たちで構成されたワシントン大学ボート部が東部の名門校を打ち破り金メダルを獲得するまでを描いた実話ノンフィクション。個人の才能ではなく、互いを信頼し一つの艇として漕ぐ集団の力を描き出す。
Microsoft CEOのサティア・ナデラは、Fast Companyのインタビューで本書を「チームワークの重要性を示す素晴らしい実例」と評し、CEO就任当初から自分が最も注力してきたことの核心を体現する一冊として紹介している。
出典:Fast Company「The 7 Books Microsoft CEO Satya Nadella Says You Need To Lead Smarter」での発言
推薦エピソードを読む推薦:Sarah A. Soule(スタンフォード経営大学院教授・組織行動論、米国)
スタンフォード経営大学院教授が「協力と権力の歴史」を読み解く一冊として推薦するハラリ最新作
ユヴァル・ノア・ハラリ(柴田裕之 訳)
石器時代の神話から現代のAIまで、人類が「情報ネットワーク」をどう築き、それにどう振り回されてきたかを問い直す大著。『サピエンス全史』の著者が、組織と権力の普遍的な構造を描き出す。
スタンフォード経営大学院のサラ・A・スール教授(組織行動論)は、同校公式の教員推薦書リストで本書を取り上げ、「情報ネットワークが協力の構築・権力の形成・社会秩序の規定にいかに中心的な役割を果たしてきたかを描いている」と評している。
出典:Stanford GSB公式「Stanford GSB Faculty Recommend Some Favorite Reads」(2025年12月)での推薦コメント
推薦エピソードを読む推薦:Eric DeCosta(NFLボルチモア・レイブンズGM、米国)
妻の出産の立ち会いで病院の待合室にいた時間を、この一冊に費やしたNFLゼネラルマネジャー
マイケル・ルイス(中山宥 訳)
資金不足に苦しむオークランド・アスレチックスが、統計データを武器に野球界の常識を覆していく実話。スポーツの世界に「データで考える」発想を根付かせた金字塔的ノンフィクション。
NFLボルチモア・レイブンズのGM、エリック・デコスタは軍事史やバリュー投資(グレアム、バフェット、マンガー)を好む読書家として知られる。2003年、妻の出産に立ち会う病院の待機時間に読んでいたのが本書だったという逸話がUPIで報じられている。
出典:UPI「Engineers of NFL winning teams fueled by reading books full of ideas」で紹介
推薦エピソードを読む推薦:Robert Sapolsky(スタンフォード大学教授・神経科学者/霊長類学者、米国)
スタンフォード大の神経科学者を「10歳で霊長類学者を志した」少年に変えた一冊
George B. Schaller
史上初めてゴリラの野外調査に挑んだ生物学者ジョージ・シャラーが、アフリカの火山地帯で2年間ゴリラの群れを観察した記録。凶暴な怪物として描かれがちだったゴリラが、実際には母性と秩序に満ちた社会を営む姿を活写する、霊長類学の古典的名著。
スタンフォード大学の神経科学者・霊長類学者ロバート・サポルスキーは、Edge.org公式インタビュー「A Bozo of a Baboon」で、中学生時代に本書を読んだことが霊長類学への興味を決定づけたと語っている。シャラーを「野外生物学者の中の神」と呼び、自身の研究人生の原点になったと振り返った。
出典:Edge.org公式インタビュー「A Bozo of a Baboon」
推薦エピソードを読むシェフ・作家アンソニー・ボーデインが「おそらく他のどの本よりも自分に影響を与えた」と語る、ゴンゾー・ジャーナリズムの原点
Hunter S. Thompson
ラスベガスを舞台に、薬物と幻覚に満ちた取材旅行を通してアメリカン・ドリームの崩壊を活写する、ニュー・ジャーナリズムの代表作。事実と創作の境界を揺るがす「ゴンゾー・ジャーナリズム」という手法を確立した一冊。
シェフであり作家でもあったアンソニー・ボーデインは、自分の文体に最も影響を与えた一冊として本作を挙げ、「おそらく他のどの本よりも自分に影響を与えた本だ」と明言した。著者ハンター・S・トンプソンを比類ない「プロゼ・スタイリスト」と評している。
出典:The New York Timesインタビューで発言(RadicalReads経由で確認)
推薦エピソードを読む推薦:ノーム・チョムスキー(マサチューセッツ工科大学名誉教授・言語学者、米国)
10代のチョムスキーのアナキズム的信念を「確信」させた、スペイン内戦の実録
ジョージ・オーウェル(橋口稔 訳)
スペイン内戦下のバルセロナで、オーウェル自身が義勇兵として参加した市民革命と、その後の弾圧を描いた実録文学。理想と幻滅の両方を正面から見つめた、ルポルタージュ文学の金字塔。
ノーム・チョムスキーは公認伝記『Noam Chomsky: A Life of Dissent』収録のインタビューで、10代後半に本書を読み「素晴らしい」と感じたと振り返っている。スペイン内戦について既に抱いていた信念を本書が「確信させた」とし、後年の政治的方向性を決定づけたと証言した。
出典:公認伝記『Noam Chomsky: A Life of Dissent』収録インタビュー(MIT Press Reader記事で引用紹介)
推薦エピソードを読む友人から贈られた一冊が、ベストセラー『インフィニット・ゲーム』を生んだ
James P. Carse
「ゲーム」という視点から人生や社会のあらゆる営みを捉え直す哲学書。勝ち負けのある「有限のゲーム」と、ただ継続することを目的とする「無限のゲーム」という対比が、ビジネスや人間関係を見る目を一変させる。
サイモン・シネックは友人ブライアン・コリンズから5〜6年前に本書を贈られ、「世界の仕組みについて自分が思っていたのとは全く違う見方を突きつけられた」とCNBCのインタビューで振り返っている。この一冊に触発され、自著『インフィニット・ゲーム』を執筆するに至った。
出典:CNBC「Simon Sinek: These 2 life-changing books will rewire your brain for success」(2019年2月)で本人が発言
推薦エピソードを読む推薦:グレッチェン・ルービン(作家・『人生を変える習慣のつくり方』著者、米国)
「自分が最もよく人に贈る本」――空間の見方を一変させた一冊
Christopher Alexander
街づくりから住宅の間取り、庭の設計まで、人が心地よいと感じる環境を253の「パタン」として体系化した建築書の金字塔。建築の専門家でなくても、空間が人の暮らしに与える影響を考えるきっかけになる。
『人生を変える習慣のつくり方』の著者グレッチェン・ルービンは、本書を「自分が最もよく人に贈る本」だと自身のブログやSNSで繰り返し発言している。「空間の見方を一変させる啓示だった」と語り、幸福についての自身の研究にも影響を与えたという。
出典:本人公式ブログ「Need Holiday Gift-Giving Ideas?」、Facebook投稿で繰り返し発言
推薦エピソードを読むドキュメンタリーの巨匠の原点は、ブルックリン橋の建設を描いた一冊の歴史書だった
David McCullough
19世紀後半、14年の歳月と多くの犠牲を払って完成したブルックリン橋。設計者ジョン・ローブリングとその息子ワシントン、そして病に倒れた夫に代わって現場を支えた妻エミリーの物語を、ピューリッツァー賞作家マカルーが壮大なスケールで描いたノンフィクションの名作。
『南北戦争』『ジャズ』『ベースボール』などのドキュメンタリーで知られるケン・バーンズは、1977年、最初の映画の題材を探していた時期に本書を読み、ブルックリン橋をテーマに選んだ。こうして生まれたデビュー作『Brooklyn Bridge』(1981年)はアカデミー賞にノミネートされた。
出典:全米人文科学基金(NEH)公式ジェファーソン講演者略歴
推薦エピソードを読む