今日の芸術 新装版~時代を創造するものは誰か~

岡本太郎

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大阪の三ツ星シェフ・米田肇が、停滞を打ち破るために手にした芸術論

今日の芸術 新装版~時代を創造するものは誰か~

岡本太郎

1954年刊行、岡本太郎が説く「芸術とは何か」を問う名著。「今日の芸術は、うまくあってはいけない。きれいであってはならない」という根本条件は、創作活動に限らずあらゆる仕事における「型」への向き合い方を問い直させる。

大阪のガストロノミーレストランHAJIMEを営む米田肇は、開業後に「同じ作業の繰り返しを嫌う」という料理人特有の課題に直面した際に本書と出会った。「芸の根源を見つけて心が震えた」と語り、現在の科学とガストロノミーを融合させたスタイルへの転換も本書との出会いがきっかけだったと振り返っている。

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推薦の馴れ初め

元F1メカニックという異色の経歴からシェフに転身した米田肇は、HAJIMEを世界的に評価されるレストランへと育てた人物である。経営が安定してきた時期、彼は「料理人として同じことを繰り返してはいけない」という創作上の課題に向き合うことになった。そのときに手にしたのが『今日の芸術』だった。「『芸』は継承するもの、『芸術』は創造するものであり、同じことを繰り返してはならない」という岡本太郎の言葉に触れ、「根源を見つけて心が震えた」と振り返っている。米田はこの読書体験を機に、科学的なアプローチと美意識を融合させる現在のスタイルへと自らの料理を進化させていったと語っており、一冊の芸術論がシェフの創作哲学を変えた事例として印象深い。

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